タジマ セフボックス完全ガイド|全シリーズの違い・選び方・連結・台車・収納カスタマイズを徹底解説
共有
TAJIMA SEF BOX COMPLETE GUIDE
収納も、運搬も。
自分の現場に合わせて組み立てる。
タジマ セフボックス・セフ台車
全シリーズの違いと選び方
工具箱は、ただ工具をしまうだけのものではなくなりました。
現場へ持っていく工具をまとめる。作業中に使う道具を取り出す。ビスや小物を種類別に管理する。そして、作業が終わればまとめて運搬する。
こうした一連の動きを、一つの収納システムとして考えられるのが、タジマ(TAJIMA)の「セフボックス・セフ台車」シリーズです。
セフツールボックスを中心に、バスケット、ツールバッグ、引出しボックス、パーツボックス、台車、各種アクセサリーまで展開しています。
一方、選択肢が多いため「何から買えばいい?」「通常タイプとLは何が違う?」「どこまで連結できる?」「台車には何が必要?」と迷うこともあるはずです。
この記事では、プロ向け工具専門店マルハンズが、セフボックスシリーズを収納方式・用途・組み合わせの観点から整理します。
01|タジマのセフボックスとは?
セフを「腰周り」から「工具箱・運搬」へ広げる収納システム
タジマのセフは、対応する工具や腰袋などを着脱できる仕組みです。その仕組みを工具収納に展開したのが、セフボックス・セフ台車シリーズです。
工具箱の外側に設けられたセフ取付部を活用することで、対応する工具ホルダーや収納アクセサリーを組み合わせられます。
たとえば、現場への移動中は工具をボックスにまとめ、作業場所では必要な道具を取り出して配置する。すべての工具を常に腰に装備するのではなく、作業に応じて必要なものを選ぶという使い方ができます。
もう一つの特徴は、対応するボックス同士の連結
シリーズの大きな特徴が、対応するボックスを重ねて連結できるロック機構です。
工具箱、引出し、パーツ収納などを作業内容に応じて組み合わせ、対応する台車でまとめて運搬する構成を考えられます。
メーカーも、対応製品をロープ掛けなしで連結して運搬できることをシリーズの特徴として案内しています。
連結についての重要な注意
すべての製品を自由な順番・方法で連結できるわけではありません。製品ごとの連結方向、取付条件、最大積載量を確認してください。
02|セフボックス全シリーズを一覧で比較
セフボックスを選ぶときは、まず「何を収納するか」「どう取り出すか」「どう運ぶか」を考えると分かりやすくなります。
| シリーズ | 主な役割 | 選ぶ際のポイント |
|---|---|---|
| ツールボックス | 工具の保管・運搬 | S・通常・キャリー |
| ツールバスケット | 上から出し入れ | サイズ・ハンドル・ダブル |
| ツールバッグ | バッグ式工具収納 | 取り出し方・収納スタイル |
| 引出し 通常 | 引出しで分類 | スライドレール非搭載 |
| 引出し L | レール式引出し収納 | スライドレール搭載 |
| パーツボックス | ビス・部材収納 | 通常・L・仕切り |
| パーツケース | 小物を細かく分類 | サイズ・対応トレイ |
| 台車・車載マウント | 移動・車載固定 | 純正台車・マウント構成 |
| トレイ・ポケット | 内部・外側の収納追加 | 通常・L・磁石・折りたたみ |
| ワークトップ | 上部作業スペース | 取付条件 |
| プレート・フレーム | セフ取付部・工具掛け | 6連・1連・材質・S/L |
| ハンガー・フック | 工具・装備を掛ける | 取付方法・対象工具 |
サイズだけでなく、収納方式そのものが違うことが重要です。工具をまとめる、頻繁に取り出す、小物を分ける、まとめて運ぶ。それぞれの目的に合わせて選びましょう。
03|セフツールボックス|最初の1台を選ぶなら
セフボックスシリーズの基本となる、フタ付きの収納です。工具をまとめて保管・持ち運びでき、必要に応じてほかの対応収納と連結できます。
S・通常・キャリーの違い
セフツールボックスS(TB-TBOXS)
高さを抑えたコンパクトなタイプ。収納する工具の量や持ち運ぶ際の大きさを重視する場合の選択肢です。
セフツールボックス(TB-TBOX)
標準タイプの工具箱。電動工具や手工具などをまとめる中心的な収納として使用できます。
セフキャリーツールボックス(TB-TBOXC)
収納量やキャリー構造を重視して検討するモデルです。
付属インナートレイにも違いがある
通常のセフツールボックスとセフキャリーツールボックスには、標準タイプのインナートレイが付属します。
一方、セフツールボックスSにはインナートレイLが標準付属。「Lトレイ=Lサイズの工具箱専用」という意味ではありません。
外寸だけでなく、内寸、収納する工具の形状、標準付属品、対応アクセサリーも確認して選びましょう。
04|セフツールバスケット|上から取り出す収納
フタを開ける動作を必要とせず、上から工具や部材を出し入れしやすいのがセフツールバスケットです。
作業中に使用する工具や部材の一時収納など、取り出しやすさを重視する場合に向いています。
4種類のラインナップ
TB-TBSKSH
セフツールバスケットS ハンドル付
TB-TBSKH
セフツールバスケット ハンドル付
TB-TBSK
セフツールバスケット
TB-TBSKW
セフツールバスケット ダブル
ハンドルの有無とサイズで選ぶ
単体での持ち運びが多い場合はハンドル付き、連結収納の一部として使う場合はハンドルなしタイプも選択肢です。
S・標準・ダブルでは収納スペースの大きさが異なります。工具の長さ・幅や、台車などとの組み合わせ条件も確認してください。
05|セフツールバッグ|バッグの使い勝手と連結収納
セフツールバッグ(TB-TBAG)は、バッグ形式の収納をセフボックスシリーズに組み込める製品です。
ハードボックスとは異なる工具の収め方や取り出し方を重視する場合に検討できます。一方で、セフボックスシリーズとしての連結機能も備えています。
「工具はバッグ形式で持ちたい。でも、ほかの収納とまとめて運搬したい。」
そのような使い方を考える場合の選択肢です。収納する工具の形状・量、移動時の構成を考えて、ハードボックスと比較してください。
06|セフ引出しボックス|通常とLの違い
工具や小物を引出しで分類するセフ引出しボックス。特に重要なのが、通常タイプとLタイプではスライドレールの構造が異なることです。
Lタイプ|スライドレール搭載
1段・2段セット、上段・下段の単品、対応トレイを展開。フリートレイ、フタ付き仕切りトレイ、防水パーツケース用トレイなどが用意されています。
Lタイプのラインナップを見る →通常とLは、単なるサイズ違いではない
| 比較項目 | 通常 | L |
|---|---|---|
| スライドレール | 非搭載 | 搭載 |
| 引出し構造 | 通常型 | レール式 |
| 上段・下段 | あり | あり |
| セット品 | 2段セット | 1段・2段セット |
| 専用トレイ | 通常型用 | L型用 |
専用トレイは通常タイプ用とLタイプ用で区別されています。形状が似ているだけで流用できると判断しないでください。
また、上段・下段の単品と完成セットでは付属内容が異なります。購入前に構成品を確認しましょう。
07|セフパーツボックス・ケース|ビスと金物の整理
ビス、金物、各種部材などを分けて収納したい場合には、セフパーツボックスが選択肢になります。
ラインナップは通常タイプのTB-PBOXと、LタイプのTB-PBOXL。いずれもメーカーがIP65準拠の防じん・防水仕様として案内しています。
通常・Lそれぞれに専用仕切りセットも用意されています。
IP65について
メーカーが定める条件での防じん・防水性能です。完全防水や、あらゆる使用環境での浸水防止を保証するものではありません。
セフパーツケースとの違い
セフパーツボックスが収納容器そのものであるのに対し、セフパーツケースは小さな部品を細かく分類するためのケースです。
通常のパーツケースにはS・M・Lのサイズ展開があり、引出しボックス用の対応トレイと組み合わせる構成もあります。防水タイプのパーツケースも別に展開されています。
「部材をまとめて収納する」ならパーツボックス、「小物をさらに分類する」ならパーツケースという使い分けが考えられます。
08|セフ台車|工具をまとめて運搬する
収納を複数組み合わせる場合に考えたいのが運搬方法です。
メーカー純正のセフ台車折りたたみ式(CT-DHTOR)は、対応するボックスを連結してまとめて運ぶための台車です。
ハンドルの背面側にもセフ取付部を備え、対応する工具や収納アクセサリーを組み合わせられます。
純正台車と車載マウントは役割が違う
メーカー純正の折りたたみ式台車
対応する工具収納をまとめて移動させるための完成品です。
工具ボックス用 車載マウント(TB-MT)
対応ボックスの車載・固定や、別売キャスターを使った構成に利用されるマウントです。車載マウント単体はキャスター付き完成台車ではありません。
マルハンズオリジナル平台車について
マルハンズでは、車載マウントとメーカー純正キャスターを組み合わせた独自の平台車セットも展開します。
これはタジマ純正の完成台車とは異なるマルハンズ独自の組み合わせ商品です。
キャスターの種類や数量、取付方法、最大積載量などは、セット構成ごとに確認が必要です。
折りたたみ式の純正台車を使うのか、キャスター付き平台車にするのか。工具箱の数量や移動方法から選びましょう。
09|トレイ・ポケット|収納を使いやすい場所へ
収納物に合わせて、ボックス内部や外側の使い勝手を変えられるアクセサリーも充実しています。
インナートレイ 通常・L
TB-TBOXITは標準サイズ、TB-TBOXITLは奥行きと高さを拡大した大型タイプです。
Lタイプは40Vバッテリーなどの収納を想定。工具箱内の整理に加え、対応するセフ取付部へ移して使用できます。
マグネットトレイ S・L
SFMTR-BSとSFMTR-BLは、鉄骨やLGSなど磁石が吸着する場所への取付、対応するセフへの取付、平置きに対応したビス用トレイです。
Sはコンパクトさ、Lは幅広の収納スペースを重視する場合に選べます。
折りたたみマルチポケット
TB-MPORは、セフへの着脱や床置き、カラビナを利用したちょい掛けなどに対応する折りたたみ式ポケットです。
トレイ・ポケットは各製品で最大積載量やセフ取付総重量が異なります。使用条件を確認してください。
10|ワークトップ|工具箱上部を作業スペースに
工具ボックス用ワークトップ(TB-WT)は、対応する工具箱の上部に作業スペースを設けるためのアクセサリーです。
収納するだけでなく、作業中に使用する物の置き場としてボックス上部を活用したい場合に検討できます。
ただし、すべての工具箱へ無条件に使用できるものではありません。取付先との適合、使用条件、メーカー指定の取付方法を確認してください。
交換用マットや交換用ネジも設定されています。
11|セフプレート・ホルダーフレーム|外側の収納を拡張
セフボックス外側のセフ取付部にも、交換・拡張用アクセサリーがあります。
セフプレート|6連と1連、メタルと樹脂
着脱セフ対応商品を取り付けるためのプレート。6連と1連があり、それぞれアルミダイカスト製のメタルタイプとナイロン樹脂製タイプを展開しています。
TB-HP6M|6連メタル
TB-HP6P|6連樹脂
TB-HP1M|1連メタル
TB-HP1P|1連樹脂
セフホルダーフレーム|SとL
工具掛けスペースを設けるための金属製フレームです。
S(TB-FS)は側面ハンドルに配慮した跳ね上げ式。L(TB-FL)は長側面向けのフラットタイプです。
どちらも耐荷重15kgで、セフプレート6連と差し替えて取り付けます。セフホルダーを追加する場合はクリップ式が指定されています。
ネームプレート
工具ボックス台車ネームプレート(TB-NP)は、付属シールを利用して持ち主や収納内容を識別するための製品です。
12|セフハンガー・フック|掛ける収納も選択肢
工具箱外側の収納をさらに活用したい場合には、セフハンガーや各種フックも選択肢です。
たとえば、工具ボックス台車Jフック折りたたみダブル(TB-JFW)や、ハーネス用フック回転式セフハンガー(TB-RHANGER)などが展開されています。
同じ「掛ける収納」でも、対象とする工具・装備や取付方法は商品によって異なります。
取付先と掛けたい物の条件を確認して選びましょう。
HOW TO BUILD YOUR STORAGE
13|目的別に選ぶ、5つの収納構成
セフボックスは、最初から全シリーズを揃える必要はありません。自分の作業で必要な収納を中心に考え、必要に応じて買い足す方法があります。
CONFIGURATION A
まずは工具をまとめたい
セフツールボックス + 必要に応じてインナートレイ
電動工具や手工具をまとめたい場合の基本構成です。ボックスのサイズを決め、標準付属トレイで足りない場合に追加収納を検討します。
CONFIGURATION B
作業中の取り出しやすさを重視
セフツールバスケット + 必要に応じてマグネットトレイ
工具や部材を上から取り出し、ビスは近くのトレイで管理する考え方です。マグネットの吸着条件やセフへの適合を確認してください。
CONFIGURATION C
工具と小物を分けて管理したい
セフツールボックス + セフ引出しボックス + 対応トレイ
大きな工具と小さな部品を分けたい場合の構成案です。引出しの通常・Lによって対応トレイが異なるので、先に引出しの種類を決めると選びやすくなります。
CONFIGURATION D
ビス・金物の分類を重視
セフパーツボックス + 対応仕切り/セフパーツケース
部材の種類が多い場合は、収納量だけでなく分類方法を重視。仕切りやケースの対応関係を確認してください。
CONFIGURATION E
複数の工具箱をまとめて運びたい
対応セフボックス + 純正セフ台車
収納が増えた場合に検討する運搬構成です。総重量、連結方法、台車の積載条件を確認したうえで選びましょう。
※上記は用途別の構成例です。掲載したすべての製品が無条件に組み合わせ可能という意味ではありません。個別の適合条件をご確認ください。
14|セフボックス購入前に確認したい5つのポイント
01|サイズだけで選ばない
ボックス・バスケット・引出しなどは収納方式によって使い勝手が異なります。収納物と作業中の取り出し方を最初に考えましょう。
02|通常とLの違いを確認する
特に引出しボックスではLタイプがスライドレール搭載、通常タイプが非搭載。専用トレイも異なります。
03|標準付属品と別売品を確認する
インナートレイが標準付属する工具箱があります。また、セフホルダーフレームを購入しても、追加するクリップ式セフホルダーは別売です。重複購入を防ぐために確認しましょう。
04|連結と互換性を混同しない
連結が特徴のシリーズですが、製品ごとに取付・連結条件があります。寸法や形状が似ているだけで適合を断定しないことが大切です。
05|重量・耐荷重・総積載量を確認する
台車の最大積載量、フレームの耐荷重、セフ取付総重量は別々の条件です。組み合わせる製品側の制限も確認してください。
15|よくある質問|セフボックスの選び方
Q. タジマのセフボックスは何が特徴ですか?
対応収納同士の連結機能と、セフを使った工具・アクセサリーの着脱収納が特徴です。工具の保管・整理・取り出し・運搬を一つのシリーズで構成できます。
Q. ツールボックスとバスケットは何が違いますか?
ツールボックスはフタ付き、バスケットは上から工具や部材を取り出しやすい収納です。保管方法と作業中の使い方で選びましょう。
Q. 引出しボックスの通常とLは何が違いますか?
通常タイプはスライドレール非搭載、Lタイプはスライドレール搭載です。専用トレイも異なります。
Q. セフボックスは台車なしでも使えますか?
はい。それぞれの製品が認める単体での収納や持ち運びにも使えます。複数の収納をまとめて運ぶ場合に対応する台車を検討します。
Q. 普通のセフ工具を取り付けられますか?
着脱セフ対応品で、取付先の条件に合う製品を使用してください。すべてのセフ関連商品への対応を保証するものではありません。ホルダーフレーム用セフホルダーはクリップ式が指定されています。
Q. セフパーツボックスは防水ですか?
通常・LともIP65準拠の防じん・防水仕様として案内されています。ただし完全防水ではなく、メーカー指定の使用条件を守る必要があります。
Q. セフホルダーフレームSとLはどちらが丈夫ですか?
メーカー公表の耐荷重はどちらも15kgです。Sは跳ね上げ式、Lは長側面用フラット式であり、取付位置や形状の違いで選びます。
Q. マルハンズの平台車はタジマ純正ですか?
マルハンズオリジナル平台車は、メーカー純正の車載マウントとキャスターを組み合わせる独自企画商品です。メーカー純正完成台車とは区別しています。
FIND YOUR SEF BOX
必要な工具を、必要な場所へ。
セフボックスシリーズは、工具箱を一つ購入して終わりではありません。収納物や作業内容に合わせて構成を考えられるシステムです。
ただし、通常とLの違い、専用トレイの適合、標準付属品、取付条件など、購入前の確認も重要です。
マルハンズでは、シリーズを用途別に12カテゴリへ整理しています。まず必要な収納から選び、組み合わせる場合はそれぞれの仕様を確認してください。
商品情報について
本記事はタジマのメーカー公表情報および各商品ページの情報をもとに、商品選びの参考となる内容を整理したものです。仕様や適合条件、付属品は製品ごとに異なります。ご購入前に対象商品の最新情報をご確認ください。